デジタル印刷による高温セラミックインクとは何かご存知ですか？

ガラスは非吸収性の基材であり、表面は滑らかです。シルクスクリーン印刷時に低温焼付けインクを使用した場合、密着性の低下や耐候性の低下、インクの剥がれや変色等の不安定な現象が発生する場合があります。

デジタル印刷技術で使用されるセラミックインクは、ガラスセラミック粉末と無機顔料をベースとした高温溶融材料によって作られています。 500～720℃の高温で焼成・焼き戻し処理を行った後、ガラス表面に印刷されたナノテクノロジーインクが、強い接着力でガラス表面に融合します。ガラス自体が存在する限り、印刷の色は「生きている」可能性があります。同時に、さまざまな種類のパターンやグラデーションカラーを印刷できます。

デジタル印刷によるセラミックインクの利点は次のとおりです。

1.耐酸・耐アルカリ性

サブミクロンのガラス粉末と無機顔料は、焼き戻しプロセス中にガラス上で融合します。プロセス後のインクは、耐食性、耐高温性、耐スクラッチ性、耐候性、耐紫外線性などの優れた性能に達します。印刷方法は業界標準の要件に準拠できます。

2.強い耐衝撃性

強化処理後のガラス表面には強い圧縮応力が形成されます。耐衝撃性レベルは焼きなましガラスと比較して4倍向上しました。また、急激な暑さや寒さの変化による表面の膨張や収縮の悪影響にも耐えることができます。

3.豊かな色彩性能

Saida Glass は、Pantone、RAL などのさまざまな色標準を満たすことができます。デジタル混合により、色数に制限はありません。

4.さまざまな視覚ウィンドウ要件に対応可能

完全透明、半透明、または隠しウィンドウを備えた Saida Glass は、設計要件を満たすようにインクの不透明度を設定できます。

5.化学的耐久性国際規格に準拠する

デジタル高温セラミックインクは、ASTM C724-91 に準拠した塩酸、酢酸、クエン酸に対する厳しい耐薬品性レベルを満たすことができます。エナメルは硫酸耐性があります。耐アルカリ薬品性に優れています。

インクは、最も極端な気象条件に耐える耐久性を備えており、長時間の UV 暴露後の色の劣化に関する ISO 11341: 2004 の高い基準に準拠しています。